ChatGPTと日本語教師ーテスト問題作成編ー

ChatGPTと日本語教師
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みなさん、こんにちは、日本語講師のHinakoです。今日はもうAIの進化が止まらなくてこの記事もいつボツになるかわかりませんが、とりあえず現時点でわたしがテスト問題を作る際に、ChatGPTでできることを書いてみたいと思います。

簡単な4択問題を作る

4択問題を考えるのが大変で、時間がかかっていませんか。

例えば「げんき」の教科書にでてくる「東西南北口出右左分先生大学外国」の漢字を全部使って、漢字の読みの4択問題を作ってください。などと書きます。これ、このままだと、めちゃくちゃ簡単な選択肢が出てくるので注意です。もう明らかに答えがわかるだろうみたいな。

でポイントは「例」も書くことです。
例)「先生はどこですか」A:せんせい B:せんせ C:せんこう
 
これを入れることでちょっと引っかけみたいな問題が作れます。作った後とはグーグルフォームにコピペすれば簡単な小テストのできあがりです。

長文問題を作ってもらう

長文問題作成の時、最初から文章を作るのは大変!
できれば、教科書に載ってるトピック、読解問題で、似たようなのを出したいと思ったことはありませんか。

最初からChatGPTに「文章書いて」とお願いすると、段落と段落のつながりが変なのでおすすめしません。わたしのやり方は、教科書の長文問題を貼り付けます。そして、「内容を少し変えて同じような文章を書いてください」という指示を打ち込みます。ちなみに下記の長文(先生への手紙)はオリジナルですので、お使いになりたい方はこちらからコピーして、ご自由にお使いください。

そうすると 内容が少し違う物ができます。いきなり、「お誕生日おめでとうございました」というAIの洗礼をうけますが、ChatGPTはそのまま使うことはおすすめしません。人間の目で、完成に向けてブラッシュアップしていく必要があります。

長文問題に未習単語のリストをつける。

この文ちょっと難しい言葉もでてきますよね。


文章の下に、新しい単語;というリストを作りたいと思います。例えば、N3レベルの単語のリストを出してもらって、ちょっと難しいなという場合は本文の下にくっつければいいと思います。 長々と出てくるので、クラスのレベルによって厳選してくださいね。また英語訳が出てこない時もあるので、その時は英訳もつけてくださいと追加で書くのもいいかと思います。

難しい単語にふりがなをつける

単語もそうだけど、漢字も読めないのが多いなーちょっとヒントをあたえたいかも。

そんな時 ChatGPTに「この文章にふりがなをつけてください」というと全部ひらがなで書かれた物がでてきます。いやー読みにくい!だから、「下記の文の漢字の読みを例のように箇条書きで書いてください。例)元気(げんき)と書くと、リストが出てきます。

正誤問題を作ってもらう

ここまで本文ができあがりですが、肝心の問題が。これも作るのがとても大変。正誤問題なんか、引っ掛けるのがとても難しいです。そんな時には「正誤問題を4つ作ってください」と頼んでしまいましょう。具体的な問題数を言わないと、全部正解問題が出てきたりします。これも変なのがあるので必ず確認しながら作ってくださいね。

完成形

あくまでも簡単に作ったもので、もう少し考えないといけませんが、こんな形のものを一から作るよりはChatGPTに聞けば、テスト作りも時短になるかなと思ってます。

おまけ(ChatGPTからの貼り付けは Ctrl+Shift+V)

ChatGPTの文章を他のものにコピペすると背景のグレーがでてきませんか?

そんな時は、WindowsならCtrl+Shift+V、MacならCommand+Shift+Vで 背景のグレーが取り除かれた文章だけを貼り付けられるので便利ですよ! KENTさんありがとうございました。

最後に

何度も言いますが、あくまでもAIなので先生が自分の目で確認すること!これを忘れないでくださいね。 でも、最初から作るより遥かに時短ができるのでコツを掴んでChatGPTにお願いするのもありだと思いますよ。

読んでいただきありがとうございました。

次回は採点編を書きたいと思います。お楽しみに!

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