AI家庭教師が登場!QuizletのQ-Chat機能で単語が苦手な学習者をサポート!

ChatGPTと日本語教師
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こんにちは。日本語教師のHInakoです。

みなさんはQuizletを使ってらっしゃいますか。

私はフラッシュカードを学生に渡したり、Quizletをエクスポートして、Quizziz、Wordwallなど他のオンラインゲームクイズのサイトにインポートしたりして使っていました!!今回は、単語が覚えらえれないという学生さんの自律学習にとても役立ちそうなQ-Chatという機能をご紹介したいと思います。私は短期集中コースを教えていて、もうヒーヒーいいながら単語覚えてる学生さんばかりです!

この記事はこんな方におすすめとなっています

単語を覚えられなくて困ってる学生さんがいる

オンラインゲームやフラッシュカード以外で単語の方法を覚える方法を知りたい!

Q-Chatって何?

全然気がつかなかったんですが、QuizletもAI機能を導入してたんですね。2月末にQuizletのサイトに投稿されたQuizleのCEOであるLex Bayer氏が書いた「Introducing Q-Chat, the world’s first AI tutor built with OpenAI’s ChatGPT」という記事によると下記の通りです。

つまり、QuizletがQ-ChatというAI家庭教師を作ったということですね。

Q-Chatは、Quizletの教育コンテンツライブラリとOpenAIのChatGPT APIを組み合わせて構築された、最初の完全適応型AIチューターです。Q-Chatは一対一のチュータリングを可能にし、学習スタイルやスキルレベルに適応するスキルを持つ専門のコーチと簡単に接触することができます。

他にもこのような事が書かれていました。

  • 💡 Q-Chatは、学生が学習スタイルに合わせて適応的な質問に基づいた学習教材にアクセスし、楽しいチャット体験を通じて個別のAIチューターと対話することができます。
  • 📚 Q-Chatは、Quizletの教育コンテンツライブラリから情報を提供し、質問に基づくソクラテスの方法を使用して能動的な学習を促進します。
  • 🌍 Q-Chatは、アメリカの18歳以上の学生を対象にベータ版で利用可能です。
  • 💻 Quizletは、AIを学習ツールに統合するための取り組みを行っており、Q-Chatの前にもAIテクノロジーをプラットフォームに組み込んできました。
  • 🧠 AIの利用にあたっては、適切な対策を講じて学習コンテンツに焦点を当て、学生に回答を提供するようにQ-Chatの応答を調整することで、慎重に行われます。
  • 🌟 Quizletは、学生のニーズを満たし、真の学習と好奇心を促進するために、新しいテクノロジーを最初に活用することを重要視しています。

Q-Chatの3つの機能

3つの機能

Quiz me (クイズミー) 1問1答を出してくれる先生

Story mode (ストーリーモード) 短い文章の読解問題を出してくれる先生

Practice with sentences (プラクティス ウィズ センテンス)
  単語を使って文を書くように指示する先生

機能① 「Quiz me」  1問1答を出してくれる先生

Q-Chatの機能は、Quizetの中のSelf-study activity の中にあります。Quizletはじめてだという方は、私はGENKIの教科書を使っているので例えば、こちらをお試しください。ちなみにGENKIのセルフスタティーのサイトにはQuizletが全部のってます。

次にQ-Chatをクリックして、紫と青のマークのQuiz Meをおします。すると、AI先生は「だいすき」の意味を英語で教えてほしいと問題を出してくれます。

「わからない」「ヒントをください」「次の質問に行く」などの選択肢で問題を解きやすく!

いいなーと思ったところは、ただ答えの正誤を確認するだけなら他のAIでもありそうなんですが、これはわからない時のために、「わからない」「ヒントをください」「次の質問に行く」などの選択肢が選べるので続けやすいですね。ただ間違えててしまって、あぁぁぁぁぁと自爆するよりは、挫けず、前に進んでいけそうな気がします。

ちなみにヒントをもらってみました。「木になってたり、スナックで食べたりするよ」と助けてくれます。

わからないといえば、「大丈夫だ」と落ち着かせてくれて、ヒントを自然とくれたりもしました。

先生みたいですね。めげずに次の問題やろうかなと思ったりします。

機能② Story mode 短い文章の読解問題を出してくれる先生

これはすごい短い物語(5文ぐらい)を読む練習になっていいなと思ってます。ただし注意2つ。
①英語⇆日本語のフラッシュカードだと物語が英語になってしまい作れません

②初級には難しすぎる文章(簡単にして、ひらがなで書いてくださいと頼んでもダメでした)

例えば活用のフラッシュカード(Quizlet sample: 形容詞、現在形の否定)、つまりフラッシュカードの表と裏が日本語のタイプを使うと物語がかけました。でも、実はこれでもたまにストーリーが英語で出てきたり、あんまり安定しなかったです。私の言語設定の問題かもしれませんが、うまくいくと速読の練習にもなる気がします。英語の勉強にはいいかもしれませんよ。

機能③ Practice with sentences 単語を使って文を書くように指示する先生

これはなかなかいいですよ。指定した単語を使って文を1つ書かせる練習です。対面のクラスの中で紙に書いてやらせたことがありますが、なんせ学生数が多くて全部授業中にはチェックできませんでした。こういうAIがあるとコロケーションの勉強にもなっていいと思います!いやー助かりますね。

まとめ

というわけで、AI家庭教師、QuizletのQ-Chatを自律学習にどうでしょうか。単語がおぼえられなーい場合は、とくに「Quiz Me」「Practice with sentences」の機能はおすすめです。一人で勉強してるとモチベが保てないという学生さんのいい先生になってくれると思います。

読んでいただきありがとうございました!

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