クロスワードパズルでスペリングを覚える

宿題や自律学習
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みなさん、こんにちは。日本語教師のHinakoです。相変わらず私の学生さんは語彙が覚えられなくて苦労しています。GENKIという教科書は毎レッスン40から50個ぐらい新しい語彙が導入されるので、大変です。みなさんはどうされていますか。

実はクラスで文を書かせるとどうも綴りがわからないという問題があったので、今回クロスワードパズルを作ってみました。

1.クロスワードパズルの作り方

色々なサイトがあると思いますが、私はここから、作成しました。タイトルを考えて、ワードを入れるだけ。単語数は20ぐらいが適当かなと思います。右にプレビューが見えますから、よかったらダウンロード。このサイトのいいところは、Reviewの画面の下に見えるScrambleボタンで、同じ問題でも違うバージョンを作れるので、クロスワードパズルにハマった学生さんは違うバージョンも試せそうです。

注意点

注意点は2つ。とても簡単ですが、無料会員の場合、毎月3つまでしかファイルをダウンロードできないので気をつけてください。また答えのシートをダウンロードしようと思うと文字化けする。私は仕方ないので、アンサーキーはスクショしました。

参考までに私が作成したもの(Genki Lesson 7 Vocab Part 1)をシェアします。

Eucation.comというサイトは他にも色々作れるみたいで面白そうですね。

2. クロスワードパズルとその効果

参考までにクロスワードパズルとその効果については下記の通りです。(ChatGPTより)

1. 覚えづらい語彙を定着させる

クロスワードパズルに取り組むときは、ヒントを手がかりに自分で答えを探し出そうとするため、ただ単語リストを眺めたり書き写したりするだけの場合よりも記憶に残りやすいといわれています。マスを埋める段階で「この単語の意味はなんだっけ?」と頭の中を探ることで、自然と記憶が強化されるのです。

2. スペリング意識の向上

クロスワードパズルはマス目に単語を当てはめる形式なので、つづりを一字一句正しく書かないと完成しません。覚えたはずの単語でも、書いてみると「どこが間違っているかわからない」ということがよくあります。そこでクロスワードを通して何度もスペリングを確認できると、単語を正確につづるための意識が自然と高まります。

3. 学習意欲を高めるゲーム要素

クロスワードは“パズル”というだけあって、クイズ感覚で楽しみながら学習できます。解けそうで解けない問題に挑戦したり、完成に近づいたときのワクワク感があったりするため、普通の単語ドリルよりも前向きに取り組む学生が多いようです。わからなかった単語を他のヒントで少しずつ埋めていくうちに「なるほど、こういうつづりだったのか!」と発見できるのも大きなモチベーションにつながります。

4. 繰り返し使える

クロスワードパズルは、一度解いた後も必要に応じて別のバージョンを作成したり、学習者同士で出題し合ったりできる利点があります。単語のテーマを変えるだけで、料理、家族、趣味、スポーツなど、さまざまなジャンルの語彙を網羅できます。繰り返しパズルを解くうちに語彙の定着度が少しずつ上がり、長期的に見ても効果的です。

5. 教室や自習での応用が簡単

クロスワードパズルは、プリントやオンラインツールなどさまざまな形で手軽に取り組めます。クラス全員で一斉に解くのもよし、自宅学習の課題として取り組んでもよし。ヒントをイラストにしたり、初心者向けにシンプルな問題を作ったりと、工夫次第で幅広いレベルの学習者が楽しめるため、授業に組み込みやすいのが特徴です。

まとめ

単語をただ暗記するのは本当に学生さんにとって苦痛のようです。自分でフラッシュカードを作ってる学生さんもいますが、時間がかかるし、フラッシュカードを作っただけで満足し、覚えるまでしていない傾向もみられます。一つの手段として、クロスワードパズルを活用すれば、自然と意味やつづりを意識しながらゲーム感覚で勉強できればいいと思います。

みなさんもよろしければ、お気に入りの語彙リストを題材にしたクロスワードパズルを作ってみてはいかがでしょうか。

楽しみながら語彙力アップが狙えるはずです?!

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