Genius Hour Projectって何ですか
クラスの中で、学習者のレベル差がはげしい!
今の教科書だけじゃつまらない!
授業外にできる自律学習プロジェクトないかなー!
と思っている方におすすめの記事になっています!
Genius Hour(ジーニアス アワー)というのは、別名20%タイムとも呼ばれていて、授業の時間の20%の時間を使って学生さんに自分の好きなプロジェクトに取り組んでもらおうという活動です。そもそも、はじまりは、Googleさん。会社で実践されているようで、社員さんは働いている時間の20%は自分のやりたい好きなプロジェクトしているようです。下記、実際のGoogleの社員さんがこのプロジェクトについて話しているビデオです。全編英語で申し訳ないんですが、英語はちょっと。。という方は、Chrome拡張機能の『Learning Language with YouTube(LLY)』を入れると日本語字幕がつきますよ。詳しくはこちらの記事をお読みください。
私のクラスでは、とにかく自分が何週間も情熱を注げる、大好きな(日本語に関係する)トピックを選びます。映画でもマンガでも旅行でもなんでもいいんですが、とにかく大好きなものが第一条件です。クラスを飛びだして、日本語を勉強するプロジェクトを自分自身で考えてもらっています。そしてその作品を本にして、ビデオ発表、相互評価までがプロジェクトとなっています。ちなみに、本作成には、Bookcreatorというサイトを使ってもらっています。
なぜGenius Hour Project をするのか
このプロジェクトは、実際北米などの小中学校でされてる先生もたくさんいらっしゃって、その目的は色々ちがうと思うんですが私の目的は2つ。
学生さんの日本語学習のモチベーションを保つ
学生さんって、クラスに来るとそれなりに刺激をうけてモチベは保てるんですが、ぴたっと来なくなった時が要注意。一度来なくなるとまあいっかと癖になり、どんどんついていけなくなります。だから、とにかく「日本語なんてもういいや」と思わせないためにもこのプロジェクトで日本語学習のモチベを保ってもらうのが狙いです。
自分の意志でプロジェクトを計画、実行する
皆さんが受けてきた教育ってどちらかというと「受け身」だったと思いませんか。少なくとも私は国内外で教育を受けてきましたがそうでした。指定された教科書を買い、決められたスケジュールに従い勉強する。プロジェクトとなると、たいてい先生のインストラクションを読み、それ通りにする。まあ、多少の選択の自由はあるとしてもプロジェクトそのものを1から真っ白な状態で、自分で計画もたててやる、なんていう経験はなかったです。(ちなみに大学院の研究などは別です)とにかく、今回は何をどうするのか、すべて学生さんに決定権をあげたかったんです。だから自己責任も大変なんですが、将来的には「Self-directed learner」になってほしいのがもう1つの狙いです。つまり、自分がなぜ勉強しているのか理解し、どうやって勉強するか、目的を持って勉強できる力を身につけてほしいと思っています。
学生さんの反応
ボジティブなコメントでは、「もうすでにやりたいことがいっぱいあってどうしよう!!イエーイ」という子、具体的にもう決めちゃってる子もいました。
一方で、えっ?どうしたらいいかわからないというコメントもありました。そりゃそうですよ。いきなり、海にボトーンと落とされて、泳いでくださいと言われててもどこに行けばいいかわからないですよね。その時は、先生がうまくアドバイスをする時です。
私のクラスでは、とにかく自分が何週間も情熱を注げる、大好きな(日本語に関係する)トピックを選びます。映画でもマンガでも旅行でもなんでもいいんですが、とにかく大好きなものが第一条件です。クラスを飛びだして、日本語を勉強するプロジェクトを自分自身で考えてもらっています。そしてその作品を本にして、ビデオ発表、相互評価までがプロジェクトとなっています。ちなみに、本作成には、Bookcreatorというサイトを使ってもらっています。
まとめ
学生さんは天才か!と思うぐらい面白いプロジェクトを私にバンバン投げかけてきます。みんなすごいアイディアマンでこれからおもしろくなりそうです。
次回はトピック決めと全体の流れのスケジュールをご紹介します。
読んでいただきありがとうございました。